宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

友愛か独裁か? 小沢vs検察の真相

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「信念」で生きる、「時代の流れ」を理解して生きる

ホロスコープ・リーディングのノウハウとは直接関係ないのですが、宝瓶宮時代の生き方や社会状況を読むヒントとして参考に書いておきます。
小沢氏自身は、なぜ自分が必要以上に検察の追及を受けるのか訝(いぶか)って、身の潔白を主張していますが、宝瓶宮時代の流れや運勢からは、まったく別の見方ができてしまいます。

●第1稿 : 2010年03月07日アップ

《 トランスサタニアンの共通点 》

権力そのものはともかく、「独裁的権力」は、宝瓶宮時代における最大の「弊害」です。
最も問題を引き起こしたり、運勢を失いやすいものであることを理解しておくことが必要です。
西洋占星術では、古典占星術で扱っていなかったトランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)の象意を、発見直後の時代状況に結び付けて解釈します。
1781年、天王星の発見は「フランス革命」を。
1846年、海王星の発見は「共産主義革命」を。
1930年、冥王星は「ファシズムの台頭」という具合です。
これら宝瓶宮時代の影響圏に入ってから発見されたトランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)の共通点は、「独裁的権力」とかかわっていることです。
改めてご説明するまでもないと思いますが、簡単に書いておきます。
フランス革命は、市民らが、絶対王権や専制君主主義を倒した革命です。
共産主義革命は、彼らの言葉を借りれば、一部の裕福なブルジョワや独占的な資本家を倒し、万民が平等に暮らせる「共産主義理想社会」の建設を標榜して、武力革命を起こした結果、掲げた理想とはウラハラに、共産党一党独裁に陥った革命です。
ファシズムは、イタリアに始まりましたが、ヒトラーのナチス=ドイツに極まり、議会制民主主義を否定する独裁的な政治形態を築き上げました。

One-Point ◆ 宝瓶宮時代の影響圏に入って発見されたこれらの星が、なぜ「独裁権力」に敵対したり、そのものにかかわっているのかというのは、宝瓶宮時代が、その対極にある市民や国民、つまり個々人の自由と権利が保障され、個性を発揮していく時代に進んでいるためです。

●ネプチューン・リターンはいつ?

太陽系の軌道上では、2011年、海王星は太陽を1周して、約165年ぶりに発見された位置に戻ります。
しかし、ホロスコープ上では、すでに2009年3月、発見された位置を最初に通過し、逆行を経て、今年2010年1月、再び通過しています。
この時間差は、天文学においては、空間位置をもって1周としますが、ホロスコープ上では、春分点(牡羊宮0度)に始まる度数をもって、その1周とするためです。
春分点は、約72年に1度ずつ前に移動していきます。
そのため、海王星が発見された水瓶宮25度の位置も、約165年も経てば、天体軌道上では、ホロスコープの約2.3度分、前にずれています。
つまり、ホロスコープ上における海王星の1周は、約163年周期になってしまうのです。

《 「敵失」による民主党政権の誕生 》

2010年の社会予測「新しい意識と夢想の2010年」に書いたように、海王星が発見された位置に戻ります。
そのため、共産主義とまではいいませんが、「幻想的社会理想」を標榜した「独裁的政権」の可能性を警告しておきました。
日本国内においては、「共産主義社会理想」を「友愛幻想」、「独裁的政権」を「衆参両院の過半数独占」ととらえれば、すでにお気づきのように現・民主党政権(2010年当時)が思い描かれます。
昨年2009年3月、西松建設の裏金献金問題で秘書が逮捕されたことによって、民主党代表だった小沢氏は辞任しました。
新たに民主党代表に選出された鳩山氏のもと、幹事長に就任した小沢氏は、夏の第45回衆議院議員総選挙で、その手腕を遺憾なく発揮し、鳩山氏の「友愛」のスローガンともあいまって、歴史的な政権交代を成し遂げました。
その結果、小沢氏によって初当選した143人もの大量の「小沢チルドレン」ほか、民主党最大の「小沢派」の勢力のまえに、誰も小沢氏に反対できなくなりました。
小沢氏が、こと細かに選挙運動を指導して、その結果の大量当選と歴史的政権交代ができたととらえているためです。
しかし、国民はそんなに愚かではないと思います。
民主党 地滑り的圧勝の理由」にも書きましたし、多くの識者も指摘しているように、自民党自らの政権運営ミス、つまり「敵失」による圧勝の要因が大きいのです。
しかし、結果は結果です。
小沢氏の「鶴の一声」による幹事長室への陳情の一本化、総勢600人超の民主党訪中代表団を率いての訪中、永住外国人への地方参政権の約束など、その権力集約と行動には目を見張るものがあります。

One-Point ◆ 海王星の象意による「共産主義社会理想」そのものは、必ずしも「悪(間違い)」とはいえません。しかし、海王星の象意には「インスピレーション」「イメージ」「夢想」などの他に、「欺瞞」や「偽計」があります。問題は、後半の象意で、耳当たりの良い「理想(マニフェスト=共産党宣言)」を掲げつつ、人々を扇動し、権力を掌握するや、政敵の粛清を行なうなど、「理想」とは相反した「一党独裁」や「独裁政権」になってしまいやすいことです。

《 小沢氏独裁を阻止した検察 》

歴史的な過半数議席を取得した民主党は、鳩山「友愛幻想」のもと、合法的に小沢「独裁的権力」を誕生させました。
いみじくも、鳩山首相が、政権交代を評して、記者団の前で誇らしげに語ったように、「これは革命です」というわけです。
共産主義思想のことを、別名「マルクス=レーニン主義」といいます。
これはカール・マルクスが「資本論」や「唯物史観」など「共産主義理想」や「革命思想」を掲げ、ウラジーミル・レーニンらが実際に武力革命を主導して、ソ連共産主義革命を成し遂げたことに由来します。
単なる比喩なので、ご理解いただきたいのですが、鳩山氏が「友愛幻想」を掲げ、小沢氏が「衆院選挙」で指導力を発揮して、合法的に「政権奪取」という「革命」を成し遂げたことと類似します。
小沢氏は、「小沢チルドレン」を議員活動よりも次の衆議院選挙に向けて、2期目の当選することを優先して、地元での活動を指示。
長期政権化を図っています。
同時に、今年2010年の参議院選挙に向けて、単独過半数の獲得に全力を挙げて取り組んでいます。
宝瓶宮時代の流れや時代の波動からいえば、これらに違和感を感じるだけではなく、衆参同時過半数獲得によって、「小沢独裁の政権政党」ができてしまうことに、多大な危機感を持った人々がいても、おかしくはありません。
今でこそ、長崎市長選など、数々の地方選挙の敗北ともあいまって、党内からもやんわりと「小沢幹事長辞任要求」ともいえる発言が出てきましたが、もし検察が動いて、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の政治資金問題で、元秘書・現議員ら3人を逮捕していなかったらどうだったでしょうか?
沖縄・名護市長選や長崎市長選など、数々の地方選挙で、民主党が敗北しなかった可能性は大きいのではないでしょうか。

One-Point ◆ そうなれば、有能な実力者であり、経験も手腕も豊富な小沢氏に、ますます誰も逆らえなくなったはずです。「民主党小沢独裁政権」の完成です。これが「近未来予測-実際編」に書いたように、1993年「既成権力の崩壊」のディレクション以前であれば、その可能性もありましたが、宝瓶宮時代の流れに逆行しているのは事実です。ちなみに小沢氏が自由民主党を離党して、新生党を結成したのも1993年です。既成権力の自民党を脱党した小沢氏が、自ら権力を目指すのは、当然の流れです。

●「日本国憲法」前文抜粋の意

「そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」という日本国憲法の前文(抜粋)があります。
これは、「国民の国民による国民のための政治」というリンカーンの言葉を、表現を変えて言ったものです。
それが、自由民主主義政治のあり方だからです。

《 「国民による国民のための政治」 》

最後に、宝瓶宮時代の流れと軌を一にする自由民主主義=議会制民主主義との関連を、簡単に触れておきます。
リンカーンの有名なゲティスバーグの演説で語られたように、アメリカや西欧、日本など多くの先進国の国家組織体制は「自由民主主義」、すなわち主権者は国民の一人ひとりです。
ゲティスバーグの演説の精神は、表現を変えて、現日本国憲法の前文にも記されています。
特に代議士(衆議院議員)は、日本国の主権者である国民一人ひとりの投票という多数決によって、国政を信託された人々です。
この憲法の真意である「自由民主主義精神」の意味を、誰よりもよく知っているのが、法律に基づいて政界や経済界のトップクラスの犯罪を扱う「検察」そのTOPクラスの人々でしょう。
例え検察が、そういった精神を理解していなくても、「時代の流れ」という運勢には、小沢氏といえども逆らえません。
彼らが、小沢氏の一連の行動に、また民主党政権の運営に、大袈裟な表現をすれば、「自由民主主義による国家体制の危機」を感じたとしても不思議ではありません。
合法的な「独裁政権」の可能性すらあるからです。
合法であれば、誰も手を出せないのです。
宝瓶宮占星学による2010年の未来予測からみても、星はマルクスらが歴史的マニフェスト「共産党宣言」を発表した位置に戻ってきて、その可能性を暗示していました。
しかし、一方で今年は「宝瓶宮時代の意識の目覚め」が本格化していく年です。
古い時代の「独裁権力志向」と、新しい宝瓶宮時代の「真の友愛社会志向」が、熾烈な展開を水面下にあってみせたのが、真の「友愛」をめぐる、小沢氏と検察の闘いの真因として歴史の根底にあります。
もちろん、小沢氏が「悪」ではなく、ふつうに自身の「信念」に基づいて行動しているだけです。
ただ、そこに宝瓶宮時代の友愛社会へ向かう「時代の流れ」があります。
その理解があれば、「独裁権力」の前に、「時代の流れ」に基づいて行動をし、時代の運勢を味方につけていったかもしれません。

One-Point ◆ 2006年から始まった「組織運営の変革」は、国政レベルでいえば、一部の官僚や政治家から、国民の政治を取り戻すためのものです。投票によって代議士を選出し、内閣総理大臣が指名されますが、それは主権者たる国民の信託であることを忘れては、政権運営はできなくなります。政治家は、国民に仕えていく精神を持つのが本筋なのです。


※内容が、特定の政党への批判や贔屓になるのではないかと考えて、アップの予定が遅くなりました。そうではなく、宝瓶宮時代の流れを紹介したものであることをご理解いただきたいと存じます。

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