宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

ホロスコープ・リーディング基礎の基礎
― 宇宙・ホロスコープ・人間 ― 

HOMEホロスコープ・リーディングのツボ > ホロスコープ・リーディング基礎の基礎

ホロスコープに象わされた基本3数のリーディング・パターン

ホロスコープ・リーディングのノウハウと考え方を書いた『西洋占星術と宝瓶宮占星学によるホロスコープ・リーディング入門講座』に、基本的すぎて書けなかった基礎の基礎となる考え方をご紹介しておきます。

●第1稿 : 2009年11月23日アップ

《 ホロスコープにおける思想と哲学 》

ギリシャ哲学

昨今ではそうでもありませんが、共産主義思想が華やかりしころは、思想や哲学的な命題が学生の間でも盛んに討論されたものです。
難しいお話はともかく、思想や哲学の原点は、古代ギリシャの哲学(フィロソフィー=愛智)にはじまったといっても過言ではありません。
その根本は「人は何のために生きるのか」といった人生観や、「世界はどのように成り立っているのか」といった世界観です。
そういった古代ギリシャに、メソポタミアに発生したカルデア人による古代オリエント占星学が伝わり、ギリシャの賢人たちの思想や哲学と結びつきました。これによって古典占星術(初期の西洋占星術)は萌芽をみせるのです。

One-Point ◆ 「人は何のために生きるのか?」といった宇宙(世界)と人生に答えを求める古代ギリシャの賢人たちが、当時の最先端科学であった古代オリエント占星学に飛びついたのは当然のことでした。そこに自らの哲学思想を融合させることによって、宇宙(世界)と人生にかかわるヒント(真実)を見出していったのです。

●古典占星術への揺籃

古代ギリシャに哲学や思想が発達しはじめたころは、白羊宮時代から双魚宮時代の影響圏に入りはじめたあたりでした。
人類歴史における哲学や思想の揺籃(ようらん)が、そのころ魚宮の支配星だった木星の象意に基づくものであることは、他のページでも再三、述べたとおりです。
木星は、思想や哲学や高等宗教といった高い精神性を象わすからです。
その木星の象意にそって、カルデア人による古代オリエント占星学にも思想や哲学性が付加されていきました。
現在の西洋占星術のベースとなる古典占星術(初期の西洋占星術)の発展がうながされていったのです。

《 宇宙と人間をつなぐホロスコープ 》

ホロスコープ

「世界(宇宙)とは何か?」「人生とは何か?」といった古代ギリシャの賢人たちの哲学的知性によって、古代オリエントの占星学に新しい息吹が吹き込まれていきました。
哲学思想による解釈が占星学に加えられ、当時の科学的知性を伴って、占星学の解釈が深められ、また広まっていったのです。彼らは占星学の中に宇宙と人生の真実であろうべきものを見出していたのです。
その結果、古代ギリシャの哲学思想に基づいて12サイン(宮)や星の象意が整えられホロスコープの原型が生まれました。12のサイン(宮)がきっかり30度ずつに等分されているのはそのためです。
もし、哲学ではなく、星座(Constellation)に基づく占星術であれば、サイン(Sign)はその星座の幅によって不等分に区分されているはずです。
哲学思想による占星学は、当時の(擬似)科学である錬金術や鉱物学、動物学や植物学、解剖学や医学においても適用されました。医学の祖・医聖といわれたヒポクラテスは、「占星術を理解しないものは医師ではなく愚か者である」とさえ述べたほどです。
占星学は古代ギリシャの最先端の知性の象徴となったのです。

One-Point ◆ 古代ギリシャの知恵が導入されたホロスコープは、宇宙と人間をつなぐ真実を象徴していました。今日では、古代ギリシャ時代とは占星学の位置付けや解釈は異なります。しかし、別の意味で、今日、宝瓶宮時代の象意にそって宇宙と人間をつなぐものであることは変わりありません。

●現代の西洋占星術への残滓

古代ギリシャの哲学思想による解釈は、現代の西洋占星術にも色濃く残っています。
12サイン(宮)の分類もその一つです。当時、世界(宇宙)は、「地・水・風・火」という四つの元素から成り立っていると考えられていました。
それらを12サイン(宮)の解釈に当てはめたのです。男性(+)サイン、女性(−)サインという2区分も同様です。
しかし、ハウスシステムという考え方が現われたのは、後世のことです。そのせいか、どのハウスシステムが正しいか理論的に定まっていません。
宝瓶宮占星学では、基礎理論や基本3数から、どれが正しいハウスシステムかを明確に示します。

《 宇宙の基本3数による構成 》

基本3数

宇宙はすべて基本3数によって構成されています。
陰(−)陽(+)といった2数に見えるかもしれませんが、見えない1数があるのです。
宇宙の一員である人間存在も例外ではありません。
宇宙におけるすべての存在で、基本3数によって構成されないものはありません。
人間社会からみたときに、宇宙(世界)における基本3数は「時間」と「空間」と「人間」です。人間(じんかん)は「にんげん」ではなく、「人に象徴されるもの」といった意味で機能と関係によって成り立っています。
基本3数にプラスαが含まれることによって、発展性と連続性が生まれます。
宇宙存在がすべてこのような基本3数によって成り立つために、宇宙と人間のかかわりを象わすホロスコープも基本3数によって構成されています。
ホロスコープにおける基本3数は、サイン(宮)とハウス(室)と星です。
星にはプラスαとしてアスペクトが含まれ機能と関係を象わしています。
それゆえ人間個人においても、簡単にいえば、心・技・体といった基本3数によって成り立っているのです。

One-Point ◆ 宇宙・ホロスコープ・人間、すべての存在における基本3数を正しく理解できれば、そこに共通性や関係性が見えてきます。ホロスコープ・リーディングの基礎の基礎がここにあるのがご理解できますでしょうか? 古代ギリシャでは「地・水・風・火」といった四元素で世界が構成されていると信じ、ホロスコープの12サイン(宮)解釈に当てはめました。

●リーディング・パターンって何?

リーディングするときの基本の型式をリーディング・パターンといいます。
習い事をするときにも、まずは基本となるカタチから入っていくものです。
世阿彌の『風姿花伝』などに記されていれるような「序破急」もその一つです。「守破離」と言い換えてもかまいません。
まずは基礎となるパターンを学び、次に創意工夫し、最後に自分のオリジナリティーを築くといった基本パターンがあるのです。
ホロスコープ・リーディングにおいては、基本3数の構成によって、ホロスコープから人事全般を解釈していく「リーディング・パターン」があるということです。

《 ホロスコープ・リーディングの3数 》

以上のことが分かれば、ホロスコープ・リーディングも基本3数を用いた解釈を行なえばよいことがみえてきます。
「心」から「行動」に至る3数(4数)、成長における3段階(4段階)のステップ、いくつかのカテゴリーがホロスコープにはありますが、これらはそのまま個人の性格や運勢を象徴しています。
そこにあるホロスコープの基本3数と、人間存在の基本3数の共通性や関係性を見抜くことによって、ホロスコープ・リーディングが行なえるということです。
上の項目で人間個人の心・技・体の基本3数を一例に挙げましたので、これでいえば、「心」にあたる占星要素があり、「技」にあたる占星要素があり、「体」にあたる占星要素があるということです。これらはお互いに共鳴関係にあるという事実は、ホロスコープ・リーディングを行なううえで大切な理解です。
このような3数によるリーディング・パターンが見えてくれば、ホロスコープ・リーディングはずっと論理的でラクになります。
自分のもの(オリジナル)として現実化していくには、やはりそれなりの経験や実感は必要ですが、古い間違った解釈を信じて吉凶の2数で占断するよりも、また手探り状態の中で暗中模索するよりも、事実にそった3数解釈でリーディングを考えるほうが、理解が早く正しくなるのは当然です。

One-Point ◆ 物事には現実化していくための要素やプロセスがあります。このことを基本3数によってホロスコープの占星要素と、実際の人間個人にあてはめていけば、リーディング・パターンが見えてきます。そのためには、個々の象意解釈より前に、ホロスコープ、サイン(宮)、ハウス(室)、星や占星点(Astrological Point)そのもの自体の象意を知って、それらの構成原理や展開様相を把握することが必要です。

【↑上に戻る】

※当ページの内容は著作権法により保護されております。無断使用はご容赦お願い申し上げます。

Copyright(C) 2005-2009 Aquariun Astrology - Seiji Mitoma All rights reserved.