宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

ウクライナ侵攻を読む
[新ホラリー占星学]
 ― 同じ穴のムジナの争い ―

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お待たせいたしました。
事情があって掲載は見送ろうと考えていたのですが、
結局、要点のみお届けすることになりました。

善悪判断よりも戦争報道(情報)を見抜く必要性


●第1稿 : 2022年 4月19日アップ



基礎理論と「新ホラリー占星学」

●ホラリー・ホロスコープまたホラリー占星術は、生年月日によらず、質問されたときの時間や、事件や事故が起きたときの時間によって、事の真相をリーディングするものです。
宝瓶宮占星学の基礎理論を適用し、適切にこれを行なうのが「新ホラリー占星学」です。
当事者のホロスコープ(出生天球図)を重ねると、さらに真相がみえてきます。

「ロシアのウクライナ侵攻」から2か月が経とうとしています。

深層はいったい何ゆえなのでしょうか。

宝瓶宮占星学のホラリー・ホロスコープからリーディングしてみました。

《 侵攻時のホロスコープ 》

仕方がありません。

強烈なリクエストとプッシュがありましたので、「ロシアのウクライナ侵攻」をお届けいたします。

まずは、次のホラリー・ホロスコープをご覧ください。

なぜ、今まで「ロシアのウクライナ侵攻」をスルーして、記事を掲載しなかったのかも象わされています。

ロシアのウクライナ侵攻


One-Point ◆ 現地時間の朝5時です。一見、現代占星術と同じホロスコープなのですが、宝瓶宮占星学の「ホラリー・ホロスコープ」(設時天球図)です。以下のリーディング解釈は、新しい「アストロロジー」の基礎理論に基づくものです。ご了承ください。


《 通常のリーディングだと 》

早速、リーディングをお届けいたします。

全部は書きませんが、ウクライナ侵攻の起因などが見事に象わされていました。

プーチン側ロシアは、「天秤宮24度」のASC(Ascendant:アセンダント=上昇点)で象わされ、天秤宮の共鳴星、山羊宮21度の「金星」に象徴されています。

一方、ゼレンスキー側ウクライナは、これに対して「牡羊宮24度」のDES(Desendant:ディセンダント=下降点)で、牡羊宮の共鳴星、山羊宮22度の「火星」によって象徴されます。

通常、ロシア側の「天秤宮」や「金星」は、“平和主義者”になります。

逆に、ウクライナ側の「牡羊宮」や「火星」は、“闘い”や“戦争”として解釈できます。

それが通常で間違っているとまではいえませんが、それだけだと「?マーク」が脳裏に浮かぶかたも多いのではないでしょうか。

では、引き続き次のリーディングをご高覧ください。

One-Point ◆ 該当する星の象意は、ホロスコープの種類によって変わります。たとえば、通常のホロスコープ(出生天球図)と、事件事故また政治経済のホロスコープとでは、星の象意や当てはめ方が異なってくることがあります。


《 どちらもムジナの類 》

上掲のホロスコープでは、プーチン/ロシア側を象わす「金星」と、ゼレンスキー/ウクライナ側を象わす「火星」は1度違いで、ほぼジャストの合(コンジャクション=0度)を形成しています。

象意の交錯が生じており、どっちもどっちだとリーディングできます。

さらに申し上げますと、「金星&火星」の合=0度は、世俗の“権力”を象わす「冥王星」を交えて、三重合(トリプル・コンジャクション=0・0・0度)までも形成しています。

両者また両国とも、「双魚宮時代のリバイバル」のデレクション(2009〜2023+)による“支配/被支配”の古い権力闘争に陥っており、かかわりたくはありません。

要は、プーチンとゼレンスキーは「同じ穴のムジナ」で“権力亡者”といった側面が強いことがリーディングできます。

似た者どうしの「うちわもめ」同然なので、後述いたします極東アジア情勢に関係がなければ、戦争報道や情報のとらえかたをお伝えすれば済んだでしょう。

One-Point ◆ ご参考にプーチン氏とゼレンスキー氏のホロスコープ(出生天球図)をみてみました。「冥王星」がMC=南中点に合=0度がプーチン氏で、「冥王星」がASC=上昇点に三分=120度のゼレンスキー氏でした。やはり、どちらも“権力志向”が強く、そのような運勢です。

《 ウクライナ侵攻の深層 》

さて、なぜ「ウクライナ侵攻」を起こしたのか、その“深層”をリーディングしてみました。

次の2つです。

1つめは、「IC=北中点」に「冥王星」が合=0度をとっていることから、まぎれもなく“権力支配”が深層にあることがわかります。

それはロシア側のプーチン氏だけでなく、詳細なご説明は省きますが、上掲のホラリー・ホロスコープと、ゼレンスキー氏のネイタル・ホロスコープ(出生天球図)から、ゼレンスキー氏にも同じ要因があることがリーディングできます。

2つめは、IC=北中点が「水瓶宮」で、その共鳴星「天王星」が牡牛宮にあることから、プーチンはモスクワ防衛を図った一面がみえてきます。

しかしながら、“平和主義”の天秤宮生まれ(太陽)のプーチン氏ですが、蠍宮をASC=上昇点を生まれもつために、“権力維持”や“攻撃的防御”によって「ウクライナ侵攻」に至った側面がみえてきます。

それはともかく私たち日本に重要なのは、牡牛宮11度の「天王星」と水瓶宮9度の「水星」が、矩(スクエア=90度)を形成していることです。

One-Point ◆ それが「ウクライナ侵攻」を取り上げなかった理由です。「今週の運勢」でも示唆していたように、「ウクライナ侵攻」に関してとくに日本の報道や情報が、あることないこと虚実入り混じったものなることを象わすからです。“知識”(情報)や“報道”を象わす「水星」が水瓶宮にあってその共鳴星「天王星」と矩=90度を形成しているゆえです。


《 極東アジアの視点から 》

今回の「星講座 Vol.4」に詳しく書きました。

特別コンテンツ「ロシアのウクライナ侵攻…情報編」のとおりです。

日本においては、共鳴関係によって「水瓶宮」で象わされる“国体”と「牡牛宮」で象わされる“現体制”とが絡んできますので、どの情報(報道)が信用できるのか分かりにくくなるゆえです。

そういったことがリーディングできていましたので、取り上げても意味がないと考えていたのです。

ただし、決定的なことがあります。

武力攻撃といった手段に出たロシア側プーチンは、自由民主主義にも今後の宝瓶宮時代にも沿わないのでアウトです。

次に重要なのは、「ロシアのウクライナ侵攻」を看過すれば、日本の近隣諸国から同じような暴挙に出る国がでないとはかぎらないことです。

そのため、極東アジアはもちろん世界の安全維持に向けて、各国と協調して有効な対処措置をとっていくことが必要です。

One-Point ◆ どちらが正しいとか間違っているとか、「善悪」「吉凶」など「対立二元論」を言っているのではありません。「水星」と「天王星」の矩=90度を「共鳴関係論」によって高め、日本は現実的に適応させていかなければならないのです。


《 日本人へのうながし 》

重要な内容なので付記しておきます。

「ロシアのウクライナ侵攻」は「冥王星」がポイントになっています。

「冥王星」は、深層の精神意識(霊性、深層心理)などを象わすIC=北中点に合=0度で、「水瓶宮」のカスプ(尖点=象意の最も強い点:境界線)とわずか1度差です。

この意味は、「ロシアのウクライナ侵攻」という出来事が、昨年2021年12月から正式に影響圏入りをしてはじまった「冥王星」による深層の「精神意識の変革のデレクション」にかかわっているということです。

通常のホロスコープ解釈からは見えてきませんが、遠い東欧の出来事ながら、日本人への当該デレクションのうながしになっています。

そのため、「ロシアのウクライナ侵攻」によって心の痛みや不安また恐怖やザワツキを感じておられるかたもいらっしゃると思いますが、「深層の精神意識」(霊性、深層心理)の変革につなげていかれるとよいでしょう。

「共鳴関係論」や「友愛精神」(和、絆、民度)に昇華させることが有用です。

One-Point ◆ 時の流れとともにある「天運」(宇宙波動エネルギー)は、そのような方向に動いています。“負の戦争”(情報戦、心理戦、サイバー戦)の時代に向かっています。“総集編”ともいえる今回の「星講座 Vol.4 水星特集」は、そんな情報や戦争報道の見方をメインにお届けしています。




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