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宝瓶星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

●第1稿 : 2026年 9月14日アップ
便利さは何らかの代償を伴なうことがあります。
たとえば、現代社会に車は必須ですが、車に頼りすぎると足腰が弱り知らずに健康を損ねることがあります。
ここ20年ほどで普及した「ホロスコープ作成ソフト」も類似の代償がみられます。
誰でも簡単に作成できるためホロスコープありきに陥り、肝心の解釈の“足腰”が育たないのです。
「論語読みの論語知らず」に似た状態です。
ホロスコープ発祥の由縁は、4,000年ほど前の古代カルデア人の天体観測に端を発します。
彼らは長年、東の地平線上に昇る星々を観測し続け、季節の到来を伝えていました。
今でいう「カレンダー」や「気象予測」の役割です。
なぜなら、古代カルデア人が住んでいた高原の下流、肥沃な三角地帯に穀物の種を撒く時期や、洪水の時期、収穫のときなどを予測して、世界最古と言われる古代メソポタミア文明を支えていたからです。
その膨大な観測データは、後日、フィロソフィー(愛智)が全盛期だった古代ギリシャに渡ります。
古代ギリシャの賢人たちは、記録に残る天体の動きと地上の出来事との関連性に注目し、東の地平線上(ASC:Ascendant アセンダント=上昇点)だけでなく、全天を観測しました。
それゆえ「ホロスコープ」です。紀元前5世紀頃のことです。

●四分儀を使った目視による古代の天体観測と、「12ハウス(室)」による古代の四角いホロスコープ。
One-Point ◆ ギリシャ語で「holos」(ホロス:すべて、全天)+「scope」(スコープ:観測)です。かつて西洋占星術を学んでいたときは、古代カルデア人は“ホロスコポス”(時の見張り人:skopos スコポス:見張る人)と呼ばれていたと教わりました。
さて、生まれた時間の「出生天球図」を「ネイタル・ホロスコープ」と呼ぶのはご存じのとおりです。
なので「ホロスコープ」は“天球図”と訳すことができます。
ところが、「ホロスコープ作成ソフト」が登場する20年以上前のことです。
ある占星師の方が“天球図ではなく天宮図(てんぐうず)である”と述べていました。
多分12サイン(宮)を中心に構成されるホロスコープだからというご認識でしょう。
“勘違い”や“事実誤認”で現代占星術特有の間違いです。
なぜなら、古代ギリシャ以来、ホロスコープは12ハウス(室)がベースだからです。
12ハウス(室)が不動のベースで、地球の自転に伴ない12サイン(宮)や星が動き移動して見えるためです。
ところが、「ホロスコープ作成ソフト」は12サイン(宮)のほうを30度ずつに誤って表示し、ハウス(室)のほうの幅を変化させます。
19世紀後半に発祥したエソテリックな「星占い」(太陽サイン占い)が現代占星術の始まりだからです。
One-Point ◆ ホロスコープは古代ギリシャの世界観(四大元素説)に基づいて四角でした。近代天文学によって今日のような丸いホロスコープに変わったのです。そのとき、空の“星座”とホロスコープのサイン(宮)はすでに20度以上もズレていました。西洋占星術は一般的に「トロピカル方式」を採用しているためです。
※「春分点」に始まるホロスコープの「牡羊宮」は、現在、空の星座では“うお座”の位置に当たります。
現代占星術は、それを知っていながら、未だに“おひつじ座”と呼称し続けています。
全天を観測するとき、古代の人々は四分儀(しぶんぎ)を使い、地上から目視で角度を測っていました。
全天のうち地表側を30度ずつに6等分し、地球の裏側も同様に6等分して、時間経過による星の位置を計算で割り出していたのです。
原始的な手法ですが、これが正しい12ハウス(室)です。
ところが、現在の「ホロスコープ作成ソフト」は、これができません。
そのため、プラシーダスやコッホ、レジオモンタナスやキャンパナスなど、さまざまなハウスシステムが乱立して、どれが正しいと誰も確定できず、どのハウスシステムを用いるかは各自の判断に委ねられています。
そんなバカなと思いますが、人によって主張が異なり、客観的なホロスコープ理論がないこともあって、未だに混乱状態から抜け出ていません。
One-Point ◆ 日本での主流は、かつてはプラシーダスでした。今は占星師の勝手な都合でコッホが多いようです。一方、自分をキャンパナスによって正しく占断できる占星師は「キャンパナスが正しい」と主張しています。実際は、個々人によってどれが近いハウスシステムかが異なります。日本の場合、沖縄など南に下るほど比較的ながらキャンパナスが適応できます。が、全体的には「天の赤道」によって12等分するレジオモンタナスが最も平均的で、正しいハウスシステムに近くなっています。
ウインドウズ95が出たあたりから、パソコンが普及しはじめ、ブラウザが搭載されるにしたがってネット環境も初期の電話回線から今日の専用ケーブルやWi-Fiへと高速化してきました。
さまざまな「ホロスコープ作成ソフト」が登場し、ネット上でも簡易的に作成できるようになりました。
「出生日時」と「出生地」のデータさえ入力すれば、誰でもホロスコープを手にできるようになったのです。
一見、便利です。
それ自体は悪いことではないのですが、それが招いたのは不完全さが残る「ホロスコープ作成ソフト」をまるまる信用して、正しい解釈ができるようにはならないことです。
気づいていれば改善の余地が出てくるのですが、現代の「ホロスコープ占い」はエソテリックな“信仰”を出発点にしているため、我知らずに“信じ込む”側面がどうしても出てきます。
出力されたホロスコープを「ホロスコープとはそういうものです」と絶対視して占星術講座までやっている占星師がいます。
そのことを知ったのは、かつて天文マニアのご受講者からそういった状況を耳にしたとき、愕然としました。
そこまで堕ちたのか…、という想いが拭えず、誤ったホロスコープ認識で正しい解釈やリーディングは不可能なのにと暗澹たる気持ちになりした。
One-Point ◆ 何のことか検討がつきますでしょうか。ホロスコープの真贋をご判断できる基礎が伴なっていないのです。仕方ありません。昨今の「ホロスコープ」そのものが、もともと双魚宮時代の影響圏に入った紀元前5世紀に発祥したものなので、今年2026年「1.27」に完全終了した双魚宮時代ベースの過渡的な仕様だからす。
今年2026年「1.27」まではまだ活用できました。
しかし、1989年に“波動的”に宝瓶宮時代は始まっています。
ですが、地上に根付く前に「双魚宮時代のリバイバル」のディレクション(運勢変化、時代変化)が始まったことによって実動社会に至れず、延長になってしまいました。
それから20年近くが経ち、今年2026年「1.27」に「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが終わりました。
それとともに、双魚宮時代は、完全終了したのです。
宝瓶宮時代の実働社会がようやくはじまり、その緒についた現在です。
過去の解釈のままでは、双魚宮時代のホロスコープまた占星術に“終了フラグ”が立ったことを意味します。
もっとも“信仰”の多くがそうですが、完全になくなることはありません。
ただ、時代の流れに伴なう「天運」はもはや働かなくなりました。
19世紀後半〜20世紀のように、占星術ブームが起こることはもはやありません。
双魚宮時代の“時代波動”から、宝瓶宮時代の“宇宙波動”に変わったためです。
実動社会は“宇宙波動”が徐々に地上に現実化していくことを意味します。
手前味噌ですが、新しいアストロロジー(宝瓶星学)の宇宙法則による“宇宙数理模式図”たる「数理ホロスコープ」が、相応の歳月をかけながら定着していくことになります。
One-Point ◆当サイトを立ち上げた21年前、「新しいアストロロジー」としてお伝えしはじめました。「1.27」、「4.26」、「6.5」、そして8月の“大変革ウィーク”を経て、今月9月から実動社会は本格的にスタートしました。
※「基本三数」また「数理法則」を学ばれた方は、漸次、「数理ホロスコープ」へと歩を進めるときです。
まだであれば、宇宙この世界の根幹法則(「基本三数」や「数理法則」、宝瓶宮時代の宇宙観「数理法則とクオリアル・ワールド」)から始めることをおススメいたします。
ちょうど、高市内閣の消費減税決議記念として、一部の講座を先着10名様に半額提供しはじめたところです。
また、占星術の象意解釈に詳しい方であれば、「基本三数」また「数理法則」によって、“目からウロコ”状態の解釈の軸が定まり、いっそうご判断できるようになります。
“当たる/当たらない”の「対立二元論」解釈ではなく、宇宙の「共鳴関係論」による真実の解釈へとグレードアップできるためです。
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