宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―
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●第1稿 : 2024年 1月18日アップ
ご参考になるのかどうか“仮説”による相性のリーディングです。
先日1月11日に堂本剛氏と15歳年下の百田夏菜子さんのご結婚が発表されました。
ですが、ここで取り上げた相性は「百田夏菜子」さんの公式の生年とは異なります。
公式の生年月日のうち年だけを1歳年上に仮説した場合、堂本剛氏との結婚相性はどうなる? という設定での相性リーディングです。
一例としてお楽しみください。
出生時間が不明なので「ソーラーチャート」での相性です。
相性のリーディングは、「関係性」を象わす構成要素「アスペクト」(位相、座相、局面)の象意解釈が90パーセント以上を占めますので、ソーラーチャートでも問題はありません。
One-Point ◆ 「出生時間」によって明確になる「ASC」(Ascendant:アセンダント=上昇点)を含めて、重要になる恋愛相性のカップルもあります。ただし、結婚相性の場合、全人的に全体をリーディングすることが必要なため、初恋などの相性でないかぎり重要度は下がります。
“太陽星座”こと、正確には「太陽サイン:宮」のみによる「星占い」の場合、“おひつじ座”(牡羊宮)生まれの堂本氏と、“かに座”(蟹宮)生まれの百田夏菜子さんの相性はかなり“悪い”とされます。
上掲のホロスコープは生年を1年早めただけなので、“生月日”や出生地はそのままゆえ蟹宮生まれ(太陽)の女性との相性に変わりはありません。
1994年生まれの場合、蟹宮18度の「太陽」なのに対して、1年早めた1993年生まれの場合は蟹宮19度になります。
堂本氏の牡羊宮19度の「太陽」に対して、蟹宮19度の「太陽」は、現代占星術では“タイト”という表現を用いることがありますが、ふつうにジャストの矩(スクエア=90度)の相性になります。
矩=90度は良し悪しには関係がなく“考え”や“価値観”また“スタンス”などが異なる「自他」の相性であることを宝瓶宮時代の新しいアストロロジーでは理解しています。
双魚宮時代の「対立二元論」で解釈する“ホロスコープ占い”こと現代占星術の従来の占断では“相性が悪い”ことになります。
では、「共鳴関係論」による宝瓶宮時代の新しいアストロロジーではどうでしょうか。
ご当人たち次第で、もし視野が狭く自己本位であれば、お互いに否定したり反発が起こりやすくなる相性アスペクトです。
逆に、自分と違う考えや価値観を受け入れることができる人、また強い精神力を持っている人、さらには「太陽」以外の相性が良いケースの場合ほど“災い転じて福となす”といえる、えもいわれぬ関係性を結婚生活を続けるほどに築いていくことができる相性です。
One-Point ◆ 出生時の「太陽」を矩=90度とするカップルは案外と多くいます。代表的には今上陛下(魚宮)と雅子妃(射手宮)がそうです。また、元テニス・プレイヤーの松岡修造氏(蠍宮)と、元テレ東の人気アナウンサー田口惠美子さん(水瓶宮)のケースもそうです。
●堂本氏の「天王星」に彼女さんの「冥王星」が合=0度です。
堂本氏がお持ちのYOD=150/150/60度からみて、運命的に強い情動を伴ない惹かれることが起こります。
彼の出生時の「太陽」は、ご自身の「冥王星」を衝(オポジション=180度)として“目標”や“ターゲット”や“理想/憧憬”としているためです。
当該YODは、“妻”などを象わす「月」と“個性”(キャラ)などを象わす「天王星」を底辺として、“自分自身”や“夫”を象わす「太陽」を頂点としていることから、いくぶん“秘密主義”の側面が出てきますが、堂本氏にとって“シャスト・ミート!”のお相手ともなります。
こうなると右の本文に書いたベストの結婚相性が2つもあることから、もはや結ばれるのは“運命的”とさえいえるものになります。
上掲の相性ホロスコープには、一目で相性度が分かるように「◎」や「■」など“相性マーク”を付けています。
牡羊宮の「太陽」と蟹宮の「太陽」のお二人に対しては、仮説ですし、人格レベルまでは不明ですので「□」を付けています。
であっても、百田さんの公式の生年月日を1年繰り上げた仮説の相性の場合、堂本氏の牡羊宮の「太陽」に彼女さんの同じく牡羊宮で“妻”などを象わす「月」が合(コンジャクション=0度)をとる“夫唱婦随”のベストの夫婦相性がみられます。
「太陽」どうしの相性では“自分と違う”と感じながらも、「月」との相性では奥深い感受性の部分でなぜか“旦那さんになる人”などとしぜんと感じて惹かれることが起こります。
といったことがら、男性の「太陽」と女性の「月」の合=0度の結婚相性は“夫唱婦随”ゆえ「◎」です。
One-Point ◆ ご参考に左の欄外でYOD=150/150/60度に絡む相性のケースに触れておきました。先月12月にお送りいたしました「アスペクト完璧講座」第8回のテーマ「YOD=150/150/60度」の結婚相性の部分で、ご説明を差し上げましたので、その実例にもなると存じます。
二重丸(◎)の相性は複数あるのですが、ご結婚には是非とも必要な「◎」相性がもう一つあります。
彼女さんの出生時の蟹宮19度の「太陽」に、宝瓶宮時代のアストロロジーがとる太陽の許容度数(オーブ)10度でギリギリですが、堂本氏の蟹宮29度の「木星」が合=0度をとっている部分です。
結婚にはぜひともほしい相性で、堂本氏にとって自分の考えや価値観と異なる蟹宮(太陽)の彼女がさほど気にならなくなる相性です。
「ああ、そうなんや」とスルーしてしまい、彼女さんから見れば、自分と考えや価値観が異なる男性なのに、“寛容な人だな”と感じてしまいます。
そうなりやすいのは他にも、お互いの「月」がお互いに相手の「海王星」と三分(トライン=120度)をとっているために、夢から醒めて現実をご認識するまでは、お互いに“理想のタイプ”などのように“美しい誤解”をすることが起こるためです。
One-Point ◆ “好き/嫌い”で推し量れる恋愛相性は、双魚宮時代の「対立二元論」による“吉凶解釈”で案外と通用します。一方、結婚相性の場合は、全人的なのでそこまで単純ではありませんが、それでも魚宮の初期の共鳴星(支配星)「木星」は、相性においては良いほうに作用します。
●最初、公式の生年月日で堂本剛氏との結婚相性を出してみました。
面白くありません。
インパクトがありません。
「太陽」が矩=90度で、こんなインパクトのない相性なのに結婚する?
昔は芸能界に多かったので、勝手に解釈して1年早めた“百田かな?”さんを仮説設定して相性をみてみました。
右の本文のとおりです。
関係者の皆さま、悪しからず。
最後に唯一「■」が付いた相性の部分に触れておきます。
黒四角(■)のマークは、ご結婚には気をつけなければならない課題をもたらすことがある相性です。
堂本氏の「土星」と彼女さんの「火星」は合=0度なので、離れがたい二重丸(◎)の相性になりますが、一方で堂本氏の「土星」は、彼女さんの「金星&ドラゴンテール」と「ドラゴンヘッド」の軸となって、T矩(Tスクエア=90/90/180度)を形成しています。
「火星」との合=0度は、まれに「束縛」を感じることがあっても「離さない」「離れられない」といった関係の持続性をもたらします。
ですが、彼女さんの「金星&ドラゴンテール」を含めたT矩(Tスクエア=90/90/180度)となると、束縛感のみならず、息苦しさや堅苦しさを感じることになります。
乙女宮の「月」また「土星」の堂本氏なのでなおさらでしょう。
よく言えば“完璧主義”ですが、双子宮の「金星」の彼女さんからみれば“愛情よりも技術的に些細なことにこだわる”といった違和感をときに抱くことになります。
もっとも、それ以上に良い相性が多いお二人なので、ふだんは問題がありませんが、相性もそのときどきによって「運勢変化」がもたらされますので、一応はご注意はされておかれるとよい部分です。
One-Point ◆ 早ければ、2026年以降からご注意が必要になります。2年後の2028年からは、上述の■の相性がさらに強まっていきますので、ダブルでのご注意が必要です。そのときまでにいろいろとトラブルを体験されて、関係改善の方途を身につけておくなど乗り越えられる状況を築いておかれるとよいでしょう。
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