宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代のアストロロジー―

「新時代」の現実化に向けて
[水星編-山羊宮]
― 木星と土星はワンセット ―

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これまでの内容を現実に根づかせて活かす

●第1稿 2022年11月24日 アップ。


「新時代 水星編」は、宝瓶宮時代を生き抜くためのメール講座です。

これまでの双魚宮時代とはまったく異なる新時代になっていくためです。

来るべき時代を「意識」におくことからスタートします。

どのような時代なのか「知識」を得て、「認識」を深め、時代の流れとともにある天運の方向性を知ることができます。

水星がトランシットしていく12サイン(宮)ごとに本意とともに学んでいく「新時代 水星編」講座は、次回「水星編-山羊宮」がラストの現実化に向けたメッセージです。


《 土星と天王星の共通点 》

「山羊宮」とその共鳴星「土星」の特徴は、現実社会にかかわり安定や定着を象わします。

ほかの構成要素とは異なる「誤魔化すことのできない現実」です。

神秘的な現代占星術が最も忌み嫌い苦手とする分野です。

宝瓶宮時代また水瓶宮の共鳴星は「天王星」ですが、双魚宮時代の最後の約1世紀ほどを除いて、水瓶宮の“支配星”は「土星」でした。

「土星」と「天王星」には共通点があるためです。

外見からいえば、どちらにもリングが認められます。

土星のリングは誤魔化すことのできない現実を象徴し、天王星のリングは“ヨコ”の現実を“タテ”にするような現実変化を象徴します。



One-Point ◆ 魚宮の共鳴星は「海王星」です。先の双魚宮時代の終盤の100年ほどを除けば、魚宮の“支配星”は2,000年以上も「木星」でした。木星と海王星は、内面の精神的な心性面にかかわり、発展や膨張していく方向性を象意の共通点とします。



《 先回のコンテンツ 》

先回「水星編-射手宮」と次回「水星編-山羊宮」は、心(精神)と体(肉体)のようにワンセットのスタンスを持ちます。

ご参考に先の「水星編-射手宮」のコンテンツを掲載いたします。

 ■はじめに…射手宮の共鳴星によって築かれた今日の人類文化
 ■「数理法則」の9数に共鳴する「射手宮」の原意
   【「木星」を支配星とした双魚宮時代の軌跡】
   【海王星の信仰とは異なる木星の学問的な宗教】
   【支配星「木星」による古典アストロロジー】
 ■深層の精神意識の変革に必要な木星と射手宮
   【射手宮の象意「精神の自由」と深層の精神意識】
   【射手宮と山羊宮とにかかわるクオリチュアルの真実】
   【ご受講者さんの射手宮などが示唆する宝瓶宮時代】
 ■水星が射手宮にある場合の新旧解釈例
 ■「水星」の12サイン(宮)入宮日…2022年

One-Point ◆ 一見して、精神面(深層の精神意識)や双魚宮時代にかかわる内容になっていることがお分かりいただけると存じます。次回「水星編-山羊宮」は、逆に現実面や磨羯宮時代に向かう宝瓶宮時代にかかわる内容です。


《 誤魔化すことのできない現実 》

アストロロジーは、古代メソポタミアのカルデア人による東の地平線上をメインとした天体観測に端を発します。

双魚宮時代の影響圏にある古代ギリシャ文明期に、天体観測データを受けて、全天球の星の配置を写しとった「ホロスコープ」の発明ととともに、木星の象意に基づいて古典アストロロジーは学問として発祥しました。

一方、19世紀後半以降の「現代占星術」(狭義の西洋占星術)は、海王星の象意に基づいて、神秘的な占いとして萌芽したものです。

そのため、海王星の心理面や神秘的な占星要素の象意解釈は向いていますが、土星や山羊宮など現実や社会面にかかわる構成要素の象意解釈は不得手とします。

それどころか、“吉凶解釈”によって、土星は“大凶星”と誤認してきた経緯があります。

そういった事由がありまして「土星の象意を正しく解釈できる占星術師は一流である」といったことが言われてきました。

One-Point ◆ 神秘的な「占星術」によって、誤魔化すことのできない現実を象わす土星を正しく解釈するのは無謀です。芸術で数学に挑むようなものだからです。たぶん、そのこと自体をよくご認識できていないようなのです。


《 現代占星術の盲点 》

「現代占星術」からみれば、海王星の古い象意“まだ見ぬ理想”(幻想)とは異なる地上の現実や社会といった象意を持つ「土星」また「山羊宮」は“特殊”な占星要素です。

逆に、土星や山羊宮が波動共鳴する現実社会からみれば、「現代占星術」のほうが“特殊”です。

良し悪しの問題ではなく、考えや価値観や分野や波長が異なるからです。

天王星を共鳴星とする以前の水瓶宮は「土星」を“支配星”としてきました。

このことをご認識いただければ、神秘的な「現代占星術」が、水瓶宮に共鳴する「宝瓶宮時代」を正しく理解することは、いくぶんなりとも難しい側面があることがお分かりいただけると存じます。

その一つが“風の時代”といった誤認です。

ご理解が難しい理由はほかにもありますが、1つは上述したとおりで、決定的には「対立二元論」の双魚宮時代や現代占星術から、歴史的に進化していく「共鳴関係論」の宝瓶宮時代は雲の上のようなもので、予測できない未知なる世界すなわち次元の異なる世界にあたるためです。

One-Point ◆ ほかにも、海王星の発見当初の“まだ見ぬ理想”(幻想)によって、現代占星術は“事実誤認”や“現実錯誤”などの象意を特徴とします。とくに現実的な土星や山羊宮また天王星や宝瓶宮時代のご理解は、“妄想”や“誤解”が生じやすいのです。

《 主体的な現実関与 》

これからの新時代こと宝瓶宮時代は現実に根づくことが重要です。

「双魚宮時代のリバイバル」のディレクションが一段落していくほど、観念論ではなく宝瓶宮時代の方向へと現実定着を図ることで天運が伴なうようになっていきます。

ご理解いただきたいことは、現代人の「深層の精神意識」には、われ知らずとも双魚宮時代の“夢想”といった既成概念や社会通念などが根強く残っていることです。

たとえば、心のどこかで支配者や権力者など為政者やTOPに依存や期待をし、ご意向を伺っていたり、マスコミもドラマ同様に夢を描いているなど、自分自身が主体的にポジティブな現実意識を持ちにくく、見えざる“心の鎖”につながれていることに気づいていないといったら言いすぎでしょうか。

社会的には「個人の自由と権利」といった自由民主主義体制の日本ですが、個人の心性面では、主体的な“心の自由解放”が今後の課題で、ご自覚が難しい「深層の精神意識」の変革が必要になっています。

お一人ひとりにおいてそれが成された度合いに応じて、実質的に宝瓶宮時代がスタートしていくことになるためです。

One-Point ◆ 現在2022年は古い双魚宮時代のリバイバルの波動と新しい宝瓶宮時代へ向かう2つの波動が交錯しています。なので仕方がありません。ですが「深層の精神意識の変革」のデレクションは今後、次第に本格化していきます。




※水星は、来月12月7日に山羊宮に入宮します。

年末29日に山羊宮24度で逆行に転じると、来年1月18日に山羊宮8度で順行に戻ります。

その翌月2月11日「建国記念の日」に水瓶宮に入宮し、世界に先駆けて、日本人の「深層の精神意識」の意識化のスタートがもたらされていきます。

「水星編-山羊宮」は、水星が天王星にジャストの上三分=120度をとる12月17日〜23日までのあいだにお送りいたします。

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※バックナンバーをふくめて、今年2022年の期間限定講座です。







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