宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

今週の運勢1/牡羊宮〜乙女宮
―新・西洋占星術=宝瓶宮占星学―
星のディレクション

No.495 / 2016.10.24 〜 11.06

通常3つ程度のサイン(宮)があなたの運勢に影響しています。
太陽サイン(宮)だけでなく、上昇サイン(宮)や、その共鳴星がある運勢サイン(宮)もご高覧ください。
どのサイン(宮)か不明な方は、「運勢を決めるサイン(宮)」をご一読ください。
※「天秤宮〜魚宮」にも該当する方は、をご覧ください。


●隔週土曜日に更新予定です。
※2016年10月22日アップ

今週の星の動きと傾向

今週は25日に水星が蠍宮に入宮します。
蠍宮の太陽と水星は合(コンジャンクション=0度)です。
射手宮で合(0度)の金星と土星を軸に、乙女宮のドラゴン・ヘッドと魚宮で合(0度)の海王星とドラゴン・テールの衝(オポジション=180度)とが、T矩(Tスクエア=90/90/180)を形成しています。
この衝(180度)に対して、太陽と水星、さらには山羊宮の冥王星がそれぞれに調停(メディエーション=60/120/180)の座相を投げかけます。
山羊宮の火星は、牡羊宮で合(0度)の天王星とケレスに矩(スクエア=90度)です。
冥王星は、天王星のみと矩(90度)で、天秤宮の木星とも矩(90度)です。
木星と金星は交歓(ミューチュアル・リセプション)です。
Point ◆ 今週は、それぞれに主張があり対立しながらも、TOPが調整に乗り出します。
愛情問題も類似で、緊張と安定とが同時にもたらされ、良いとも悪いともいえない微妙な対立やこう着状態のときになります。

注) 文中で「今週」という言葉は、表記期間の2週間分をさしています。
※「アスペクトの日本語表記」はこちらをご参照ください。
※ちなみにオーブ(許容度数)は、太陽が10度、それ以外の星は6度を採用しています。

《 1.牡羊宮 = Sign Aries 》

牡羊宮に象意を持つ人は、牡羊宮の初盤、中盤、終盤のどこに象意をもつかで、複合してディレクションを受けていきますので、微妙に運勢の異なる今週です。
なので、明確に分けて書くことはできないのですが、あえて申し上げますと、初盤や中盤に象意を持つ人は、安逸な気分やぜいたく志向が高まり、人によってはハイレベルな女性との出会いや関係が生まれることがあります。
一方、牡羊宮の後半に象意を持つ人は、すでに自分らしい新分野に進んだり、また新境地を開拓できる発展的な人生期にあって、とくに今週は、仕事や社会で実力を発揮できる多忙な時期を迎えます。

One-Point ◆ 最初と最後を除き牡羊宮に象意を持つ人の多くは、相応にテッペンを張れる人生期にあって、リーダーシップをとれる人生期ですが、怠惰や横柄には注意が必要な今週になります。

《 2.牡牛宮 = Sign Taurus 》

牡牛宮に象意を持つ人は、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)次第で人それぞれですが、牡牛宮のみをみた場合、昨今は仕事や社会で活躍できる活力豊かでパワフルに活動できる時期にあります。
そのため、ふだんは出不精ぎみの牡牛宮とはいえ、今週は自分らしい夢を描いて対外的に活動してみるなど、自己転換をしていくとよいときになっています。
また、牡牛宮の全員ではありませんが、ある特定の人においては、自分自身が「光り輝く」今週になりますので、相手次第によっては、お付き合いやプロポーズの申し込みがあってもおかしくない時期です。

One-Point ◆ そういった安定的でステディな関係を築けるごく一部の牡牛宮と同時に、牡牛宮全体的には片思いなどのように、夢見がちで勘違いした恋愛幻想を起こしやすいときでもあります。

《 3.双子宮 = Sign Gemini 》

双子宮に象意を持つ人は、社会全体的なディレクションが、それぞれの立場で考えが異なり自己主張や対立も多い時期なので、相応に双子宮もかかわって課題や問題をともなわざるをえない昨今です。
とはいえ双子宮のみをみた場合、今週はたとえ一時的であっても、オアシスのように緊張状態が緩和したり、調整やバランスがとれる時期でもあり、そのぶん穏やかさや安定性が生じることになりそうです。
というのも、今週は双子宮自身が、温和にも前向きにもご自身をもてますし、また善意や夢見る方向で言動できますので、そのことが最大要因になっています。

One-Point ◆ 課題や緊張感がなくなったわけではありませんが、美意識をもって現状をみつめて前向きに自己転換していくのによい今週なので、変わるにやぶさかではないときになっています。

《 4.蟹宮 = Sign Canser 》

蟹宮に象意を持つ人は、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)を抜きに、純粋に蟹宮のみをみた場合、自分自身の意志で自由気ままに動くというよりも、その想いはあっても、相手や周囲の事情によって動かざるをえない昨今で、それゆえにこそ自主的に動きたい意志や想いが強まる今週また昨今になっています。
また今週は、良し悪しはともかく知識や感性が高まるときなので、情報収集をふくめた何らかの“鑑賞”行動をとりやすくなります。
そういった情報収集をふくめまして、いずれにしましても今週は、自分自身の感性や意識や言動を前向きに転換して今後の仕事や社会活動に向かうとよいときです。

One-Point ◆ そのための意識転換や学び、また社会的に目標やビジョンを描くなど、内面の態勢を整えていくなど、いつでもスタート台に立てるよう準備を進めておくとよい今週だということです。

《 5.獅子宮 = Sign Leo 》

獅子宮に象意を持つ人は、急がず焦らず、ゆっくりと考えたり芸術鑑賞をしてみたり、情報収集をしてみたりと、内面性の充実を図るとよいときです。
また、家庭やプライベートに意識や関心を向けて、心のゆとりをもって充実させたり楽しむのもよいときで、相手との絆が深ければ、愛情を確認されるもの個人的には悪くはありません。
功を焦っても、「時」が訪れ「状況」が生まれなければしようがないことも多いので、今は精神意識面を深めたり豊かにされて、ご自身をとりまく事態を前向きに解釈されて調整を図るのがベストなときだといえます。

One-Point ◆ 今週の獅子宮のみを純粋にみればそういうことで、ほかに生まれもつ運勢サイン(宮)によっては、活動期や活躍期となる人がいなくはありませんので、そちらもご参照ください。

《 6.乙女宮 = Sign Virgo 》

乙女宮に象意を持つ人は、ご自身の「理想」も「現実」も、「想い」も「実際」も、周囲の「相手」も「自分」も、すべてを一切合切、うそ偽りなく俎上に乗せてみられて、吟味検討されてみるとよい今週です。
本当のところはどうなのか、良いとか悪いとかではなく、実際のところ、今、現状はどのような状態なのか、夢や願望はともかく、ご自分がおかれた立ち位置はもちろん、才能や個性などご自分のもろもろをふくめて全部です。
そういった足元を客観的かつ現実的にみて、調整やバランスを図ることによって、今後や未来へのビジョンや対処が見えてくるときです。

One-Point ◆ シビアも安逸も、悲観も楽観も、情動も怠慢も、さまざまに錯綜したり、また混合しやすい現状にあるときなので、どれか1つをとればどれかを失い、課題が生じるときにあります。



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