宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しい西洋占星術―

ホラリー「JFK暗殺」
―キャロライン駐日大使に寄せて―

ケネディー暗殺は「怨恨」を含めた「複数犯」による「陰謀」

ケネディ大統領

●第1稿 : 2013年12月28日アップ



基礎理論と「新ホラリー占星学」

●ホラリー・ホロスコープまたホラリー占星術は、生年月日によらず、質問されたときの時間や、事件や事故が起きたときの時間によって、事の真相をリーディングするものです。
宝瓶宮占星学の基礎理論を適用し、適切にこれを行なうのが「新ホラリー占星学」です。
そこに当事者のホロスコープ(出生天球図)を重ねると、さらに真相がみえてきます。

誰でも知っている第35代アメリカ大統領ケネディ暗殺事件。
にもかかわらず、いまだに事件に謎は多く、犯人とされたオズワルド以外に、真犯人の存在が根強くとりざたされるなど、誰も事件の真相を明確に提示しえないのも事実。
大衆の面前、しかも世界的にテレビ中継が放送される中で突如、起きた衝撃的な事件にも関わらず、アメリカは真相を闇に葬っているかのようです。

《 事件のあらまし 》

古い出来事ですが、「ケネディ暗殺」の謎をリーディングしてみました。
JFKことジョン・F・ケネディ第35代アメリカ大統領が暗殺されて、今年2013年11月で50年になります。
その11月、親日派で知られる長女のキャロライン氏が駐日大使に着任したのも何かの縁です。
事件を調査した通称「ウォーレン委員会」は、いかにも手下っぽい「オズワルド」の単独犯行と結論づけて事件の幕引きを図りました。
しかし、それを事実とするには、さまざまに疑問が投げかけられています。
半世紀も前の海外の出来事でもあり、リーディングするのが面倒で、これまで放っておきました。
しかし、50年目の今年、キャロライン氏が日本に来たこともあって、遅ればせながら、宝瓶宮占星学理論に基づく「新ホラリー占星術」でリーディングしてみようと思いました。
一応、事件の概略を書いておきます。
通説は、再選をにらみ、危険だと言われながらも、反対勢力の多いダレスに遊説に訪れます。
ジャクリーン夫人や州知事夫妻とともに、オープン・カーに乗ってパレードするケネディ大統領。
通常は、透明の防弾カバーをつけることもあるのですが、あえて付けず、真っ直ぐのメイン・ストリートから脇道のエルム・ストリートへと迂回し、そこで背後のテキサス教科書倉庫ビルの6階からリー・ハーヴェイ・オズワルドに狙撃されたということになっています。
直ちに逮捕されたオズワルドは事件の2日後、なんと市警本部の地下通路で通称ジャック・ルビーに射殺されます。
あまりにもできすぎた流れに、多くの人が疑問を持ちますが、ウォーレン委員会つまり「暗殺真相究明委員会」は、オズワルド単独犯として政府サイドの公式報告書としました。

One-Point ◆ ケネディは、当時の東西冷戦の中、果敢にソ連に対抗し、核戦争も辞さずとの気概で「キューバ危機」を脱したことは有名です。また、かつてはWASPでなければ大統領になれなかった中、初めてカトリック教徒で大統領に就任したことでも知られています。月に初めて人類を送ると宣言をしたのもケネディですし、一説ではマフィアに立ち向かおうとしたともいわれていますので、要は、快く思わない「敵」が多かったのも事実です。

《 事件のホロスコープ 》

さて、事件当時のホラリー・ホロスコープ(設時天球図)を作成してみました。
JFK暗殺は、1963年11月22日、昼12時32分、テキサス州ダラスです。
ケネディ大統領自身のホロスコープ(出生天球図)の掲載は省略いたしました。
ちなみに、調べればすぐに分かるのですが、1917年5月29日、マサチューセッツ州ボストンの生まれです。
出生時間は午後3時頃、サマータイムの期間中になります。

ケネディ暗殺のホロスコープ

One-Point ◆ 一目見てお分かりのようにYOD(ヨッド=60・150・150)が2つ、厳密には3つが複合した、いわば運命的なものです。西洋占星術で「神の手」と呼ばれることのあるYOD(60・150・150)は、逃れられない運命を象わすとされています。宝瓶宮占星学では、もう少し具体的な解釈を行ないますが、その内容は後述いたします。


実行犯(狙撃犯)は三人いた

●無謀を承知でいえば、オズワルドを含めるかどうかはともかく、狙撃した「実行犯」は複数、それも3人です。
右のホラリー・ホロスコープからは、そう読めます。
このほかに「犯人」と「黒幕」など首謀者がいます。
真相は明確ではありませんが、「新ホラリー占星術」のリーディングからは、そう解釈せざるをえません。
用意周到、着実に準備された犯行に間違いないのです。

エルム通り

《 複数犯による着実な計画 》

ホラリー・ホロスコープをみれば、すぐに分かりますが「単独犯」はありえません。
「複数犯」、しかもかなりの人々がかかわった、むしろ「陰謀」であることが象わされています。
YOD(60・150・150)を解読すれば分かるのですが、二重三重に準備がなされたうえで、計画的な犯行であることが読みとれます。
すでに宝瓶宮時代に入った昨今の出来事ならともかく、1963年の当時では「成功」間違いなし、徹底した準備がなされたうえで行なわれた犯行であることが、星の配置には象わされています。
簡単にご説明いたしますと、「新ホラリー占星術」では、「事件の意志」をASC(Ascendant アセンダント=上昇点)で読みとります。
分かりやすく単純にいえば、ASC(上昇点)が表わす上昇宮(Ascending Sign)の共鳴星(西洋占星術では「支配星」)が「犯人」を象徴します。
また、ASC(上昇点)に合(コンジャンクション=0度)をとる上昇星があると、さらに複雑になります。
ASC(上昇点)は、水瓶宮20度。
その共鳴星は天王星で、「完璧性」を象わす乙女宮に位置しています。
しかも天王星は、「権力者」や「ボス」を象わす冥王星が合(0度)でかかわっています。
これだけで、JFK暗殺の背後には「黒幕」がいることが読みとれます。
次に、ASC(上昇点)にわずか3度の差で土星が上昇星です。
その土星は水瓶宮の月と合(0度)です。
こちらもまた「複数犯」であることを象わしています。
土星は、「実力者」や「堅実性」また「着実」なことを象わします。
では、どこまで「着実」になるのかというと、「犯人」を象わす天王星が位置するのが、「完璧性」を求める乙女宮であることから、山羊宮の共鳴星である土星の象意との間に矛盾はなく、確実に結果を出すことが象わされています。
「事件の意志」にかかわる主だった星だけを単純にリーディングしただけでも、失敗はありえず「成功」は間違いないのですが、事実そうなりました。

One-Point ◆ ちなみに、文中でご紹介している「象意」は、記述したものだけが、その星やサイン(宮)の象意ではないことをお断りしておきます。また、本意(本当の象意)を含めて、そこから派生する付属的な象意も、言葉で表現するのに適切な単語がないことが多いのです。もちろん、なるべく正確に伝わるように表現には注意を払っていますが…。

《 「怨恨」と「組織防衛」 》

少なくとも「新ホラリー占星術」のリーディングからは、特殊な解釈をしなくても、容易に「複数犯」であることがみえてきます。
では、彼らの犯行の動機は何なのでしょうか。
新ホラリー占星術では、IC(Imum Coeli イムン・コエリ=天底:北中点)などから「事件の深層」を読み解きます。
IC(北中点)は双子宮4度で、そこに星は位置していません。
しかし、共鳴星の水星は射手宮で衝(オポジション=180度)の位置にあり、射手宮の木星と三分(トライン=120度)をとっています。
また、西洋占星術で「感情」や「気質」を象わすとされる月は、IC(北中点)に上三分(アッパー・トライン=120度)です。
この月は、「犯行」にもかかわる土星と合(0度)をとっていることは上述したとおりです。
さらには、上述した「犯人」を象わす乙女宮の天王星は、その天王星と合(0度)をとる「黒幕(ボス)」を象わす冥王星とともに、蟹宮のドラゴンヘッドと六分(セクスタイル=60度)で、これらの星を底辺として、月を頂点とする二重のYOD(60・150・150)を形成しています。
ここに「事件の深層」となる犯行の動機の大半があります。
つまり、一言でいえば「怨恨による組織防衛」です。
蟹宮のドラゴンヘッドは、この場合、「防衛本能」を意味します。
その蟹宮の共鳴星である「月」を頂点に、YOD(60・150・150)が形成されており、月は上述のように「事件の深層」を象わすIC(北中点)に上三分(120度)なので、「組織防衛」が犯行の動機にかかわっているのです。
さらにいえば、怨みを伴い、組織防衛を図って「計画的」に行なわれたことが、上述した星の組み合わせからリーディングすることができます。
しかも、「真犯人」となる「権力者」や「ボス」を含め、「犯人」や「実行犯」が複数絡んで、事件は引き起こされています。
他にも、犯行の動機はリーディングできますが、実行に至った直接の動機は、「組織防衛」に絡む「怨恨」がベースです。
それに乗っかった「勢力」があります。
意外にも、あれよあれよという間に話は膨らんで暗殺計画へと動き出し、つまり「陰謀」によって犯行への流れができてしまったのです。
進みだした計画は、もはや止めることができず、激しい怨みの感情を持つ実行者サイドに、これ幸いとばかりに乗っかるようなカタチで協力やサポートをし、否応なく進んでしまいました。
そういった巨大な「共謀」によって仕掛けられた運命のワナに、米大統領は、おびき寄せられるかのように進んで、事件が発生してしまったことになります。

One-Point ◆ 気の毒ですが、これでは誰にも止めることはできません。そういったホロスコープになっています。さすがに今は、宝瓶宮時代に入り、オバマが米大統領に選出されるなど、時代の様相は多少なりとも変わってきました。しかし、当時はそうではなかったのです。


犯人とされたオズワルド

オズワルド

●ケネディ狙撃の犯人とされたオズワルド(Lee Harvey Oswald)。
顔(人相)を見ても、そうは見えない。
彼は、何度も「ハメられた」と供述したといいます。

《 フィクションを交えて 》

他にも読み取れることはあるのですが、真相をリーディングしてお伝えするには充分でしょう。
以下は「新ホラリー占星術」のリーディングから空想し、推測したフィクションです。
ホラリー・ホロスコープをみるかぎり、当時のソ連など共産主義国家のかかわりは弱く、ほとんどありません。
逆に、アメリカ国家そのものが深くかかわっています。
アメリカと中国のサイン(宮)は何?」でご紹介したように、アメリカも3つのサイン(宮)で象わされます。
「民族性」は、「射手宮」で、その共鳴星は「木星」です。
「国体」は、「水瓶宮」で、その共鳴星は「天王星」です。
「現体制」は、「蟹宮」で、その共鳴星は「月」です。
上掲したホラリー・ホロスコープでは、見事なほど、これらのサイン(宮)や星たちすべてが、重要な位置でかかわっています。
つまり、「JFK暗殺」は、アメリカ国家や国内の組織や勢力によるもので、そこに連なる人物によって計画されたものです。
ずばり、「マフィア」が主導し、「政府・警察権力」の一部が深くかかわって、共謀した事件という「フィクション」が成り立ちます。
「黒幕」も複数であれば「実行犯」もまた複数です。
具体的な計画と実行は「暴力組織」が行ない、その舞台づくりと揉み消しを「国家権力」が行なったというフィクションがリーディングから容易に「想像」できます。
「犯人」と「黒幕」を象わす天王星と冥王星は、「官僚体制」を象わす乙女宮で合(0度)であるだけではなく、「パートナー」を象わす第7ハウス(室)に位置していることから、それが裏付けられます。
他にも、その天王星は、月と木星を底辺とするYOD(60・150・150)の頂点であることから、そうせざるをえない「国家(犯人)」の事情があって、「暴力組織」と手を組み共謀したものです。
最後に、もし「土星」が上昇星でなければ、計画は失敗した可能性があります。
しかし、残念ながら、手下風情のオズワルドではなく、土星が象わす冷静で着実な実力を持つ実行犯、すなわち「プロ級のスパイナー(狙撃者)」が関与しましたので、確実に成果をあげる結果になりました。
なぜなら、このケースの場合、「事件の意志」を象わすASC(上昇点)に合(0度)の水瓶宮の土星は、「冷静沈着」で「特殊技能」を持った「実力者」を象わすためです。
フリーで特殊な技術を持ち、「彼」は、命を奪うことになった銃弾を正確に放ったのです。

One-Point ◆ ちなみに、上掲のホラリー・ホロスコープでは、太陽が「被害者」を象わします。つまり、ケネディです。その太陽は、MC(Medium Coeli メディウム・コエリ=天頂:南中点)に合(0度)です。これが意味するところは、どこか隠れた場所で「暗殺」が行なわれたのではなく、『入門講座』をお読みの方ならすぐにお分かりのとおり、誰もが目にすることができる社会的な場所、つまりはご存じのように公衆の面前で事件が起こったことを象わしています。



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