宝瓶宮占星学 ―宝瓶宮時代の新しいアストロロジー―

量子論的ホロスコープの解明
[“波”と“粒”]
― 象意を見抜く2つのアプローチ ―

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過去の象意解釈とホロスコープの解釈象意

●2022年 9月 1日アップ。


最先端のホロスコープ解釈は、量子論が参考になります。

量子論では、「光は粒であり波である」とされます。

有名な「二重スリット実験」でそのことが実証されているのですが、ホロスコープの象意解釈も、“粒”の側面と“波”の側面の両方からアプローチすることで、より正確になり、実際的で確実なものになっていきます。

これまでのように誰かの過去の経験による象意解釈といった“粒”だけでは、世界に2つと同じものがないホロスコープに適用していくには限界があるためです。

量子論と同様に“粒”を観察すると、“波”の解釈象意が見えなくなってしまうのです。


《 量子論と禅問答 》

「禅問答」のようなお話に聞こえるかもしれません。

実際、禅問答と量子論には共通する部分があります。

一例ですが、禅の修行をしていた僧が庭の掃除をしていて、自分の掃いた小石が竹にカーンと当たったとたんに悟りを開いたというお話があります。

また、右手と左手を「パン!」と叩いたとき、さて音が鳴ったのは右手か左手かといった引っかけのような問いもあります。

かつての双魚宮時代の「対立二元論」によって、〇か×かで考えると“混乱”して、正解が見えてきません。

ですが、宝瓶宮時代の「共鳴関係論」でとらえると、案外とカンタンにご理解できます。

One-Point ◆ 古典的なニュートン力学では考えられないことが最先端科学の量子論(量子力学)の現場では起きています。万有引力で知られる物質宇宙といった“粒”のみでとらえると、もう一方の波動宇宙といった“波”の部分が視野に入らなくなることが実際に起こるのです。


《 二重スリット実験 》

ご存じのかたも多いと思いますが、有名な「二重スリット実験」の概要です。

YouTubeをはじめネット上に数多くアップされていますので、詳しくはご高覧ください。

1個の量子が、2つ並んだ左右のスリットを同時に通り抜け、波のような性質を見せるという不思議な現象です。
二重スリット実験

そうなのですが、どのように2つのスリットを同時に通り抜けたのか観測すると、とたんに波の性質が消えて、粒の性質に戻るというのです。

観測したときとしないときとで、なぜ実験の結果が異なるのか、いまだに解明されていません。

One-Point ◆ そういったことから、たとえば「シュレーディンガーの猫」といった箱の中の猫の「生死」は観測者によって結果が決まるといった“粒”的解釈の「対立二元論」によるたとえ話があります。このたとえは「共鳴関係論」といえる“波”的解釈が最初から抜けています。


《 驚愕の「基本三数」 》

「二重スリット実験」は、宇宙の根幹法則「基本三数」を裏付けています。

というか、宇宙この世界をつらぬいているのが「基本三数」なので、量子も当然、そうならざるをえません。

「基本三数」によらないものは何一つないため、“波”が「1数」で、“粒”が「2数」、そして“観測”が2方向性を持った「3数」になります。

そのような宇宙の根幹法則「基本三数」を、ホロスコープに応用して解釈したのが宝瓶宮時代の新しいアストロロジー「宝瓶星学」こと通称:宝瓶宮占星学です。

「基本三数」やその展開である「数理法則」の12数理です。

そこからホロスコープに秘められた原意や本意(ほんとうの象意)が理解できます。

宇宙この世界の実際に基づいたものなので、いくらでも現実的な応用展開と共鳴リーディングが可能です。

One-Point ◆ 「基本三数」(数理法則)につきましては「数理法則とクオリアル・ワールド」(伝授講座)で詳しく述べています。また、それを活用したホロスコープ解釈やリーディングのノウハウは、「ホロスコープ・マスター奥義講座」でご説明しています。どなたにもご理解できます。


《 理論なき秘境占星術 》

さて、お話は変わりますが、古代ギリシャ文明(BC8-BC2)のもとで生まれたホロスコープは当初、四角でした。

当時は最先端の科学的世界観だった“熱冷湿乾”により、世界は“火土風水”という四つの元素からできているという“迷信”によって四角でした。

近代になって天体学や演算技術が発達すると、宇宙太陽系の星の動きや配置が正確に理解できるようになり天球を模した丸いホロスコープに変わりました。

にもかかわらず、現代占星術が抱える最大の欠点は、科学的ホロスコープを用いながらも、宇宙的ホロスコープ理論が伴なっていないことです。

致命的欠陥なのですが「占い」ゆえに、やむをえません。

ですが、本来の「アストロロジー」には現実宇宙にのっとった理論が欠かせません。

では、理論なき現代占星術はどのようにして、曲がりなりにも象意を得たのでしょうか。

かつての「古典占星術」の象意解釈のみを引きついではじまったのが、19世紀後半以降の現代占星術です。

その象意解釈のうえに、20世紀の占星術師らが積み重ねてきた膨大な“粒”的な象意解釈をご参考に今日、「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤しているのです。

One-Point ◆ 現代占星術を学んで挫折するのは間違っていません。理性的な現代人であれば、理論がないまま象意解釈を行なうのは“混迷”や“混乱”に陥るゆえです。量子論のように、“波”と“粒”の両方から象意解釈へのアプローチが必要になっています。


《 共鳴波動による象意解釈 》

ホロスコープ解釈やリーディングも、“粒”であり“波”であるといった両方から行なわなければならないのは明白です。

宇宙この世界も、また地上の人間も“粒”的側面と“波”的側面との両方から成り立っているためです。

象意解釈における“粒”的側面というのは、皆さまご存じの過去から引き継いだ膨大な象意解釈を意味します。

そこには、根幹法則がないゆえの大きな欠点があって、はたして正しいのか正しくないのか一部にすぎないのか、誰にも判断できないというジレンマを抱えざるをえないことです。

一方、象意解釈における“波”的側面というのは、宇宙の根幹法則「基本三数」による原意や本意によって、時空を超えてはたらく宇宙波動エネルギーによる根本となる象意を意味します。

“粒”と“波”が重ね合わさった量子のように、両方を合わせた象意解釈や共鳴リーディングを行なうことによって宇宙この世界の現実にそった本来のホロスコープ解釈になります。

One-Point ◆ 宇宙この世界もホロスコープも地上の人間も、“粒”と“波”の共鳴関係によって成り立っています。象意解釈も“粒状性”と“波動性”の両面からアプローチしていくことによって、ホロスコープ解釈やリーディングの新しい真実の地平がひらけていきます。




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